コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震性能評価

耐震性能評価Ⅰ

2017年7月14日(金) 09:30 〜 11:30 第9会場 (会議室3/展示棟1階)

座長:玉井真一(土木), 真田靖士(建築)

[2122] 層のエネルギー量を用いた超高層RCラーメン構造の被災度評価

仁科智貴1, 小山和樹1, 毎田悠承1, 和泉信之1 (1.千葉大学)

キーワード:damage, damage evaluation, high-rise rc buildings, residual seismic capacity, seismic capacity evaluation, 保有耐震性能, 損傷度, 耐震性能残存率, 被災度, 超高層RC造建築物

超高層RC造建築物の地震後の損傷状況をわかりやすく表示するには,被災度の評価が必要である。本研究は,層のエネルギー量を用いた被災度の評価方法を超高層RC造骨組に適用して判定結果を考察したものである。まず,超高層RC造45棟を対象にして耐震性能残存率及び耐震性能低減係数を算定した。これらの判定指標について,部材の損傷度や震災建築物の被災度判定指標との対応等を検討し,層のエネルギー量による評価方法の妥当性を考察した。次に,入力地震動の増大に伴う耐震性能残存率等の推移を分析し,超高層RCラーメン構造の被災度判定に用いる閾値を提示した。