コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 短繊維補強コンクリート(構造)

短繊維補強コンクリート(構造)

2017年7月12日(水) 15:45 〜 18:00 第10会場 (会議室4/展示棟1階)

座長:伊藤始(土木), 諏訪田晴彦(建築)

[2187] 端部フック形状と長さの異なる鋼繊維を使用したSFRCの力学特性

柳田龍平1, Haron Norashikin2, 中村拓郎1, 二羽淳一郎1 (1.東京工業大学 2.元東京工業大学)

キーワード:Fiber Reinforced Concrete, Long Length Short Fiber, Shape of Fiber Ends, Shear Reinforcing Effect, Tension Softening Curve, せん断補強効果, 引張軟化曲線, 端部フック形状, 繊維補強コンクリート, 長大繊維

端部フック形状と繊維長の異なる鋼繊維を使用したSFRCの力学特性を把握することを目的に,各種材料試験ならびにせん断補強筋の無い鋼繊維補強RC(RSF)はりの載荷試験を実施した。鋼繊維混入率,端部フック形状および繊維長を変えてSFRCの引張軟化特性を材料試験結果から推定し,その引張特性がRSFはりのせん断耐力に与える影響を実験から明らかにした。また,RSF部材に対する既往のせん断耐力算定式を用いて,繊維長60 mmの鋼繊維を使用したRSFはりのせん断耐力を評価できることを示した。