コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 既存構造物の調査

既存構造物の調査

2017年7月13日(木) 13:00 〜 15:15 第6会場 (白橿(しらかし)2/会議棟3階)

座長:横関康祐(土木), 谷昌典(建築)

[2202] 小径ドリル型削孔試験機を用いたコンクリートの圧縮強度推定

朴相俊1, 藤森繁2, 青木孝義3, 畑中重光4 (1.金城学院大学 2.大同大学 3.名古屋市立大学 4.三重大学)

キーワード:Strength estimation:Non-destructive test:Slight-destructive test:Small diameter drilling tester:Concrete, 強度推定, 非破壊試験, 微破壊試験, 小径ドリル型削孔試験機, コンクリート

筆者らは,これまでに煉瓦・石材・セメントペーストなどの比較的均質な材料に対し,小径ドリル型削孔試験機を用いて定回転数,定圧力で被測定体を削孔し,その削孔速度から被測定体の強度を推定してきた。また,モルタルやコンクリートなどの比較的不均質な複合材料の強度推定を簡易に行うことを目的に,表層近傍の骨材を比較的容易に避け,削孔に適した箇所を選定できる方法を考案した。本論文では,モルタル及びコンクリートに対して,本試験機を用いた削孔試験で得られた削孔速度との力学的性状の関係について検討し,小径ドリル型削孔試験機によるコンクリートの強度推定の可能性を示した。