コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 維持管理・ライフサイクル/曲げ

維持管理・ライフサイクルⅠ

2017年7月12日(水) 10:00 〜 12:15 第9会場 (会議室3/展示棟1階)

座長:渡辺博志(土木), 向井智久(建築)

[2213] 炭素繊維プレート緊張材を用いたPC鋼材破断によるPC桁の変状モニタリングに関する研究

立石晶洋1, 金海鉦2, 立神久雄3, 萩原直樹4 (1.新日鉄住金マテリアルズ 2.国際建設技術研究所 3.ドーピー建設工業 4.高速道路総合技術研究所)

キーワード:CFRP tendon, CFRP緊張材, Electric resistance, FBG sensor, FBGセンサー, Monitoring method, PC鋼材破断, Prestressing steel rupture, モニタリング, 電気抵抗

プレストレストコンクリート橋では,グラウト充填不良に起因してPC鋼材が腐食し,破断に至る事例が報告されている。鋼材破断に対するモニタリングの重要性が高まっているが,センサーのみを新規に設置する費用の課題がある。本研究では,炭素繊維からなるプレート材にセンサー機能を付加し,補強用緊張材とモニタリングを兼ね備えたシステムを開発することを目的に,実橋に用いられるCFRP緊張材を用いたPCはり補強,PCはりのプレストレスの解放再緊張を行った。試験では,CFRP緊張材の電気抵抗,FBGセンサーによるひずみを測定し,PCはりのプレストレスの解放再緊張時のひずみを検出できることを確認した。