コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » セメント

セメント

2018年7月6日(金) 13:00 〜 15:00 第3会場 (9F EX3-A)

座長:斎藤豪(土木), 笠井浩(建築)

[1005] イメージングプレートを用いたCs-137とSr-90の判別定量の基礎実験

大澤紀久1, 山田一夫2, 竹内幸生2, 五十嵐豪1 (1.東北大学 2.国立環境研究所)

キーワード:count rate, imaging plate, radioactive cesium (cs-137), radioactive strontium (sr-90), separated determination, β-ray, β線, イメージングプレート, 判別定量, 放射性Cs (Cs-137), 放射性Sr (Sr-90), 計数率

コンクリートが放射性Cs(Cs-137)と放射性Sr(Sr-90)により汚染した場合を想定し,両者の分布を分別し,判別定量評価する手法を検討した。両者は放出するβ線のエネルギーが異なるため,遮蔽の有無で分離できると考えられる。そこで,Cs-137とSr-90を添加し,種々の比放射能に調製した標準試料を作製し,切断面に対しイメージングプレート(IP)を用いてβ線を計数し,アルミニウム板(Al板)を用いて両者を分別した。この結果に基づき,評価対象として,セメントペースト試料をAl板の有無による,IPで測定したβ線の計数率の違いから,Cs-137とSr-90の判別定量マッピングの可能性を示し,課題も提示した。