[1020] Improvement of initial strength properties of hardened cement mixed with a large amount of fly ash by adding ultraviolet irradiated titanium oxide
Keywords:Bound water amount, Fly ash, Hydration reaction heat quantity, photocatalyst, Pozzolanic reaction, Strength Properties, Titanium oxide, フライアッシュ, ポゾラン反応, 光触媒, 強度発現性状, 水和反応熱量, 結合水量, 酸化チタン
紫外線を照射し,励起させたTiO2(活性化TiO2) ,TiO2を添加したペースト,FA混合ペーストの水和反応熱量を測定し,セメントの初期水和への影響を評価した。更に,CH量及び結合水量と,圧縮強度特性との相関関係について検討を行い,ポゾラン反応への影響を追究した。また,上述の検討をモルタルレベルまで拡張させ,圧縮強度特性を評価した。その結果,活性化TiO2を混合した場合,セメントの初期水和をわずかに遅延させ,モルタルの若材齢の強度を低下させるが,長期材齢では,セメントの水和度を向上させ,強度増進に大きく寄与した。ポゾラン反応の挙動は,材齢3日から兆候が表れ,7日以降の強度増進に顕著であったことから,反応が促進されることが実証された。