コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 強度・力学的性質/短繊維補強コンクリート(材料)/連続繊維補強コンクリート(材料)

強度・力学的性質Ⅰ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 11:45 第3会場 (9F EX3-A)

座長:上野敦(土木), 瀬古繫喜(建築)

[1059] 真空脱水処理を行ったモルタルの初期凍害抑制効果に関する実験的研究

HUI ZHEN1, 和藤浩1, 畑中重光1, 村松功朗2 (1.三重大学 2.建和)

キーワード:Bleeding, Compressive Strength, Compressive Strength Distribution, Diameter Drilling Test, Initial Frost Damage, Temperature Distribution, Vacuum Processing Method, 真空脱水処理, 初期凍害, ブリーディング, 圧縮強度分布, 削孔試験, 温度分布

コンクリートの強度を早期に発現させる方法の一つとして,真空脱水処理工法がある。真空脱水工法は,コンクリートを大気圧で圧密し,余剰水をコンクリート内部より強制的に脱水することにより,コンクリート表層部の耐久性を飛躍的に向上させることができる。初期凍害の抑制効果があることも確認されているが,本報では,更なる検討を行うために,実際の施工現場を想定した気中環境下での測定,削孔試験による詳細な圧縮強度分布の測定,凍結時の内部温度分布の測定を目的として実験を行った。その結果,打込み後の適切な時期に真空脱水処理を行うことにより、初期凍害をほぼ抑制できることが再確認された。