コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 強度・力学的性質/短繊維補強コンクリート(材料)/連続繊維補強コンクリート(材料)

強度・力学的性質Ⅱ/短繊維補強コンクリート(材料) Ⅰ

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:15 第3会場 (9F EX3-A)

座長:小澤満津雄(土木), 鈴木澄江(建築)

[1066] 定応力繰返し圧縮載荷を受けたPFCの圧縮特性

林佑希子1, 中村拓郎1, 安田瑛紀2, 二羽淳一郎1 (1.東京工業大学 2.太平洋セメント)

キーワード:compressive strength, cyclic compressive loading, PFC, static elastic modulus, stress-strain curve, 圧縮強度, 定応力繰返し圧縮載荷, 応力―ひずみ曲線, 静弾性係数

圧縮強度の30%以上の圧縮応力が作用する定応力繰返し圧縮載荷が無孔性コンクリート(PFC)の圧縮特性に与える影響を実験的に検討した。その結果,繰返し載荷の上限応力や載荷回数の増加によるPFCの圧縮強度の低下や破壊形態の変化は認められなかった。また,繰返し載荷に伴って静弾性係数はやや低下するものの,圧縮強度の85%程度の高い圧縮応力が作用した場合でも,応力-ひずみ曲線の形状に顕著な変化は認められず,PFCの圧縮破壊挙動においては,内部の微細ひび割れの発生や進展が一般的なコンクリートと比較して少ないことが示唆された。