コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐久性一般/マスコンクリート

耐久性一般Ⅲ/マスコンクリート

2018年7月6日(金) 13:00 〜 15:00 第9会場 (9F EX2-B)

座長:河合研至(土木), 土屋直子(建築)

[1105] 表面塗布剤が早期脱型したコンクリートの物性に及ぼす影響

七尾舞1, 兵頭彦次1, 長塩靖祐2, 丸田浩2 (1.太平洋セメント 2.太平洋マテリアル)

キーワード:carbonation coefficient, de-molding at early age:medium flow concrete, drying shrinkage, permeability coefficient of air, surface coating agent, 中性化, 中流動コンクリート, 乾燥収縮, 早期脱型, 表面塗布剤, 表面透気係数

養生効果と劣化因子抑制効果を併せ持つ表面塗布剤の塗布量が早期脱型したコンクリートの物性に及ぼす影響について検討を行った。その結果,表面塗布剤を用いたコンクリートの圧縮強度は,使用しないものよりも大きくなり,乾燥収縮ひずみは小さくなった。塗布量が多いほど,長期強度の発現が大きくなる傾向であった。一方,乾燥収縮ひずみの抑制効果は塗布量が150g/m2以上で頭打ちとなった。材齢18時間で脱型し表面塗布剤を200g/m2使用したコンクリートの中性化速度係数,表面透気係数は,型枠に3日間存置し気中養生したコンクリートと同程度であった。