コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » フレッシュコンクリート/高流動コンクリート

フレッシュコンクリートⅠ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 12:00 第2会場 (9F EX1-B)

座長:桜井邦昭(土木), 斉藤丈士(建築)

[1175] モルタル試験体の温度変化がブリーディングに及ぼす影響に関する実験的検討

川里麻莉子1, 槙島修1, 平間昭信1, 加藤佳孝2 (1.飛島建設 2.東京理科大学)

キーワード:bleeding, inside and outside temperature difference, setting properties, temperature, temperature change, ブリーディング, 内外温度差, 凝結特性, 温度, 温度変化

ブリーディングによる水の移動は,初期欠陥の発生や表層品質の低下の原因の一つとなっている。ブリーディングにおける水の挙動に関して多くの研究がなされているが,水の物性値やセメントの水和に影響を及ぼす温度とブリーディングを関連付けた研究は少ない。本研究では,モルタル試験体に温度変化を与え,温度変化がブリーディングに及ぼす影響について実験的に検討した。その結果,モルタル試験体に温度変化を与え,内外温度差を生じさせると最終ブリーディング量が減少すること,ブリーディング発生速度とブリーディング収束時間の2つの要因の影響度によって最終ブリーディング量が決定されることがわかった。