コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » フレッシュコンクリート/高流動コンクリート

フレッシュコンクリートⅡ/高流動コンクリート

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:45 第2会場 (9F EX1-B)

座長:浦野真次(土木), 三島直生(建築)

[1182] 増粘剤含有高性能AE減水剤を用いて普通コンクリートに流動性を付与させるための調合条件に関する一考察

萩谷俊祐1, 中田善久1, 平野修也2, 湯本哲也1 (1.日本大学 2.フローリック)

キーワード:air-entraining and high-range water-reducing admixture, conditional mix-proportions, fluidity, resistance against material segregation, superplasticizer including viscosity modifying agent, 増粘剤含有高性能AE減水剤, 材料分離抵抗性, 流動性, 調合条件, 高性能AE減水剤

本研究は,筆者らのこれまでの研究結果において普通強度レベルのコンクリートに対し,化学混和剤の使用率により目標スランプフローを達成できなかった調合について,調合条件を変えて目標スランプフローが達成できるか否かを明らかにするために行ったものである。その結果,普通強度レベルにおいて,化学混和剤の使用率のみで流動性を付与できなかった調合に対して,調合条件を変化させることで増粘剤含有高性能AE減水剤を用いれば,目標スランプフロー60cmまで製造可能であることが示唆された。また,調合条件を変化させたコンクリートにおけるブリーディング量,凝結時間および圧縮強度は,化学混和剤の種類,使用率および骨材の種類によって大きく異なる傾向を示した。