コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » ジオポリマー/新材料・新工法(材料)/施工

施工Ⅱ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 12:00 第5会場 (9F CON1)

座長:伊達重之(土木), 桜本文敏(建築)

[1211] 初期高温履歴を受ける暑中コンクリートの強度発現に関する検討

熊野知司1, 佐々木一則2, 長岡誠一3, 半井恵介4 (1.摂南大学 2.阪神高速道路 3.中研コンサルタント 4.西日本旅客鉄道)

キーワード:adiabatic temperature rise characteristics, compressive strength, high temperature history, hot weather concrete, large practice test body, 暑中コンクリート, 高温履歴, 断熱温度上昇特性, 大型模擬試験体, 圧縮強度

富配合ではない土木構造物用のコンクリートであっても,暑中期の施工では,構造物の寸法等の条件によっては材齢初期に高温履歴を受けることが予想される。しかしながら,このようなコンクリートの圧縮強度に関する知見がほとんどないのが現状である。本検討は,初期の高温履歴が普通セメントを用いた土木構造物用コンクリートの圧縮強度に与える影響を検討する目的で,断熱温度上昇試験,大型模擬試験体ならびに室内実験による高温履歴下における圧縮強度データの収集を行った。その結果,最高温度が90℃程度までは,28日水中標準養生供試体の圧縮強度に比べて大きな強度低下を生じるリスクは少ないと考えられた。