施工Ⅱ

[1212] コンクリート構造物の養生計画立案手法に関する研究

大島美穂¹, 福留和人¹, 齋藤淳² (1.石川工業高等専門学校 2.安藤・間)

キーワード：construction, curing, durability, hydration ratio, moisture escape suppression, water supply curing, 施工, 水分逸散抑制, 水和率, 給水養生, 耐久性, 養生

養生による効果を定量的に評価し養生期間等を合理的に選定するため，水和解析による養生計画立案手法を提案する。養生計画立案手法では，解析で得られた水和率とコンクリートの性能を確保するために必要な目標水和率を比較することによって養生の適否を照査する。さらに，養生計画を効率的に行うために必要養生期間の簡易推定ノモグラムを作成した。ノモグラムは，環境温度と相対湿度から必要養生期間を容易に判断できるものである。コンクリートの配合条件や環境条件に対応したノモグラムを提案することで，養生計画を合理的に提案できることが示唆された。