コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/自然治癒・自己治癒

補修・補強(材料)Ⅰ

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第3会場 (9F EX3-A)

座長:杉山隆文(土木), 中島良光(建築)

[1243] 鋼矢板-鉄筋コンクリート複合材の曲げ載荷過程における破壊挙動評価に関する研究

土田真生1, 島本由麻1, 鈴木哲也1, 浅野勇2 (1.新潟大学 2.農業・食品産業技術総合研究機構)

キーワード:Acoustic Emission, concrete coating, DICM, digital image correlation method, SiGMA解析, simplified green's functions for moment tensor analysis, steel sheet pile, trussed bars, コンクリート被覆, トラス筋, 鋼矢板

鋼矢板を用いた農業用水路の腐食が課題となっている。本論では鋼矢板-鉄筋コンクリート複合材を対象に,4点曲げ載荷試験時の破壊挙動を検討した。実験的検討には,DICM,AE法を用い,AE計測結果にはSiGMA解析を適用した。検討の結果,曲げ強度が約3倍増加し,累積AEヒット数と累積AEエネルギを指標とした破壊挙動の評価が可能であることが示唆された。累積AEエネルギの増加と供試体の破壊過程には一定の関係性があり,SiGMA解析の適用で詳細な評価が可能であることが示唆された。