コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/自然治癒・自己治癒

補修・補強(材料)Ⅰ

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第3会場 (9F EX3-A)

座長:杉山隆文(土木), 中島良光(建築)

[1244] グラウト押上げ注入工法による既存RC基礎梁の補強効果に関する実験的研究

角野嘉則1, 荘所直哉1, 北村卓士2 (1.明石工業高等専門学校 2.拡運建設)

キーワード:grout, RC member, upthrust pouring method, グラウト, 押上げ注入工法, 既存RC基礎梁

現在、国内に存在する既存木造住宅建築物において、基礎の耐震性に問題のある住戸が多数ある。また、近年の大地震の被害状況からも基礎の強度不足が被害の悪化を招いた例も観察されており、補強工法の開発は重要であると考えられる。本研究では、耐震性が十分でないRC基礎梁を想定し、グラウト押上げ注入工法による既存RC基礎部材への補強効果について明らかにすることを目的とし実験的検討をおこなった。その結果、補強用の鉄筋と増打材としてグラウト材を充填することにより既存梁部分と補強部分を一体とし曲げ補強効果を発揮することを実験的に確認した。