コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅰ

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第9会場 (9F EX2-B)

座長:佐藤大輔(土木), 湯浅昇(建築)

[1262] 加振レーダ法を用いた電食中の鉄筋振動変位計測による早期鉄筋腐食検出の試み

三輪空司1, 本多秀聡1, 富田沙希2, 中川貴之3 (1.群馬大学 2.東京電力ホールディングス 3.東電設計)

キーワード:Crack, electromagnetic wave radar, forced vibration, rebar corrosion, 加振, 表面ひび割れ, 鉄筋腐食, 電磁波レーダ

これまで,励磁コイルにより鉄筋を単一周波数で加振し,その鉄筋の振動変位を非破壊的に計測する加振レーダ法において,電食実験前後での鉄筋振動変位が3~5倍程度増加することを報告した。しかし,その電食過程において振動変位がどう変化するかは不明であった。本研究では,電食と同時に振動変位の連続計測を行った結果,振動変位が漸減した後,表面ひび割れ等が顕在化する前に振動変位が増加することがわかった,これより,D16,D22鉄筋ではそれぞれ2.2%,1.3%程度の腐食減少量から腐食検出が可能であった。