コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅲ

2018年7月4日(水) 15:30 〜 17:45 第9会場 (9F EX2-B)

座長:大島義信(土木), 野中英(建築)

[1279] 非接触音響探査法による吹付けコンクリートにおける欠陥検出

杉本恒美1, 杉本和子1, 黒田千歳2, 森岡宏之3 (1.桐蔭横浜大学 2.佐藤工業 3.東京電力ホールディングス)

キーワード:Laser Doppler Vibrometer, Long Range Acoustic Device, Noncontact Acoustic Inspection Method, Shotcrete, レーザドップラ振動計, 吹付けコンクリート, 長距離音響発生装置, 非接触音響探査

音波照射加振により発生するたわみ共振を利用して,計測対象物の表面近くに存在する剥離や空洞欠陥部を検出可能な非接触音響探査法の検討を行っている。長距離音響放射装置とレーザドップラ振動計を組み合わせることにより,30mを超える離隔でも欠陥検出が行えることを既に明らかにしている。従来はトンネル覆工や橋梁等を主な対象とした検討を行ってきた。今回は吹付けコンクリートに対する本手法の適用性を確認するために,既設の地下発電所の大空洞内における約5mの離隔での検証実験を行った。打音法による欠陥判定結果との高い整合性が実験結果より確認できたことから,本手法の吹付けコンクリートへの適用についての見通しが得られた。