コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅳ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 11:45 第9会場 (9F EX2-B)

座長:内田慎哉(土木), 兼松学(建築)

[1289] AR技術を応用した外装タイルおよびコンクリートの内部欠陥の打音検査システムの開発研究

三島直生1, 住田賢司2, 藤原聖史2, 中山研人1 (1.三重大学 2.ジョーカーピース)

キーワード:AR, Augmented Reality, concrete, exterior tile, hammering test, internal defect, time fast fourier transform, コンクリート, 内部欠陥, 外装タイル, 打音検査, 拡張現実, 時間周波数分析

本研究では、剥離欠陥のある外装タイルの診断において、擦過音を時間周波数分析により可視化することで診断業務を効率化する手法の検討を進めてきた。しかし、時間周波数分析結果の画像と実構造物の間の詳細な位置関係を特定する方法に関しては知見が無く、実用化に向けて解決すべき問題の1つとして残されていた。この問題に対して本報では、新たにAR(Augmented Reality・拡張現実)技術を導入することで、時間周波数分析画像を効率的に実構造物と関連付けて表示させることが可能となり、欠陥を有する外装タイルおよびコンクリート試験体を用いた実験の結果からは、欠陥検出に対する本技術の有効性が示された。