コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅳ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 11:45 第9会場 (9F EX2-B)

座長:内田慎哉(土木), 兼松学(建築)

[1291] バングラデシュを対象とした非破壊検査を用いた低強度コンクリートのスクリーニング調査事例

初航1, 西脇智哉1, 湯浅昇2, 野中英3 (1.東北大学 2.日本大学 3.熊谷組)

キーワード:compressive strength, non-destructive test, rebound number, rebound quotient, screening, smoothness of surface, スクリーニング, 反発度, 反発速度比, 圧縮強度, 表面の平滑さ, 非破壊検査

発展途上国をはじめとした多くの地域には規制類や設計基準強度を満たさない,低強度のコンクリートを用いた建築物が存在している。本調査が対象とするバングラデシュでは,10 MPa以下など圧縮強度が極めて低いコンクリートが散見されるが,膨大な既存建築物のコンクリート強度を把握するためには,簡易な方法で速やかに低強度コンクリートをスクリーニングすることが有効と考えられる。ここでは,バングラデシュを想定した材料・調合による模擬試験体と,現地調査において各種非破壊検査を適用した。その結果,測定結果は測定表面の平滑さに大きな影響を受けることが確認された。