コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 構造設計・設計法

構造設計・設計法

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第8会場 (9F EX4-A)

座長:佐藤靖彦(土木), 市之瀬敏勝(建築)

[2006] 支持状態を考慮した鉄道用軌道スラブの限界値の評価に関する研究

高橋貴蔵1, 小滝康陽1, 桃谷尚嗣1, 渕上翔太1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:CAモルタル, cement asphalt mortar, FEM, limit value, slab track, track slab, スラブ軌道, 有限要素解析, 軌道スラブ, 限界値

新幹線における主要な軌道構造の一つであるスラブ軌道の一部では軌道スラブを支持するCAモルタルに劣化などが発生しており,設計で想定しているよりも小さな輪重で軌道スラブが限界値に達する可能性がある。そこで,CAモルタルによる支持状態が軌道スラブの限界値に与える影響を評価することを目的に,スラブ軌道模型供試体の載荷試験を再現することが可能な解析モデルを作成した。そして,支持状態を考慮することが可能な実物大のスラブ軌道の解析モデルに拡張し,軌道スラブに生じるひび割れなどの発生位置や限界値に達する輪重を想定することが可能であることを確認した。