コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 構造設計・設計法

構造設計・設計法

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第8会場 (9F EX4-A)

座長:佐藤靖彦(土木), 市之瀬敏勝(建築)

[2007] 広幅員の鉄道用PRC単純T形15主桁の列車高速走行時の動的挙動検討

小林薫1, 伊藤隼人1, 小林寿子1 (1.東日本旅客鉄道)

キーワード:Train running analysis, PRC Girder, resonance speed, 列車走行解析, PRC桁, 共振速度

本論文は,スパンが26.9m,桁高1.4m,幅員が20.1mの新幹線用のPRC単純T形15主桁を対象に列車高速走行時の動的挙動検討を行ったものである。本PRC桁は,駅構内に設置されており,4線を支持していることから,鉄道橋しては広幅員で桁高スパン比が1/19.2の比較的桁高の低い構造となっている。
本検討では,本PRC桁を3次元の構造モデル化し,簡易な列車走行解析から動的挙動検討を行った。その結果,1次共振速度が330km/hであること,共振速度時の変形挙動として,桁のたわみモードとねじりモードが連成し,全体的にたわみながらも下り線側最外縁の桁のたわみが大きくなることがわかった。