コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 柱

2018年7月4日(水) 15:30 〜 17:30 第6会場 (9F CON2)

座長:小林薫(土木), 楠原文雄(建築)

[2014] RC橋脚の履歴特性に及ぼす鉄筋とコンクリートの付着性状の影響

山本翔吾1, 木下幸治1 (1.岐阜大学)

キーワード:bond behavior, cyclic loading test, round bar column, 丸鋼橋脚, 正負交番載荷, 付着性状

平成28年熊本地震のように複数回の本震クラスが発生するような巨大地震動に対しても耐えうる高耐震性能橋脚の開発が今後必要であり,塑性ヒンジ部の損傷軽減のための付着のないRC部材の挙動に関する研究成果は蓄積されつつあるが,RC橋脚の履歴特性に及ぼす鉄筋とコンクリートの付着性状の影響についての研究は少ない。本研究では,丸鋼を用いた1/5縮小RC橋脚試験体の正負交番載荷実験により,既往の異形鉄筋を用いた試験体の履歴特性を比較した。その結果,付着性状が良好でない場合,軸方向鉄筋とコンクリートの付着きれにより急激な耐力低下を示し,丸鋼試験体は異形試験体より大きな変形能を有した。