コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 付着・定着・継手/せん断・ねじり

付着・定着・継手Ⅰ

2018年7月4日(水) 13:00 〜 15:15 第8会場 (9F EX4-A)

座長:滝本和志(土木), 和泉信之(建築)

[2087] モルタル充てん継手が接合目地を有するRCはりのせん断性状に及ぼす影響

森敬倫1, 中村拓郎1, 松本智夫2, 二羽淳一郎1 (1.東京工業大学 2.日本スプライススリーブ)

キーワード:Intensive shear reinforcing, Mortar grouted sleeve joints, RC beams, RCはり, Shear capacity, せん断耐力, モルタル充てん継手, 接合目地, 集約配筋

RC 部材へのプレキャスト工法適用を想定し,接合目地を有するRC はりのせん断性状に与える継手の影響を明らかにするために,引張側スリーブ数,圧縮側スリーブの有無,せん断スパンに占めるスリーブ長をパラメータとした6 体のRC はり供試体の載荷実験を行った。実験の結果,引張側や圧縮側へのスリーブの配置本数およびせん断スパンに対するスリーブの長さによってひび割れ性状が変化し,集約されたせん断補強鉄筋が十分なせん断補強効果を発揮しない場合があった。しかし,すべての引張鉄筋にスリーブを配置した場合,修正トラス理論によってせん断耐力を安全側に評価できることを確認した。