コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震一般/耐震性能評価

耐震一般Ⅰ

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第4会場 (9F EX3-B)

座長:高橋良和(土木), 鈴木裕介(建築)

[2126] 残留変形抑制機構を内蔵する鉄筋コンクリート造フレームの時刻歴応答解析

川添敦也1, 塩屋晋一2 (1.鹿児島工業高等専門学校 2.鹿児島大学)

キーワード:controlling damage, high-strength bar, residual deformation, restoring moment, secondary rigidity, seismic control structure, 二次剛性, 制震構造, 復元モーメント, 損傷抑制, 残留変形, 高強度鉄筋

大地震後も損傷を軽微に留め,残留変形を抑制することにより,継続使用が可能な鉄筋コンクリート造建物の設計方法を開発している。上端筋に高強度鉄筋を用いる改良型の梁を有するフレームは,層間変形角と層せん断力の関係において制震構造と同様に降伏後の二次剛性を発揮する。柱脚では,長期軸力による復元モーメントによって残留変形が抑制される。過去の部材の実験結果を基に提案した柱,梁部材の解析モデルをフレームに適用し時刻歴応答解析を行い,改良型フレームの有効性を明らかにした。