コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震一般/耐震性能評価

耐震性能評価Ⅱ

2018年7月4日(水) 15:30 〜 17:30 第4会場 (9F EX3-B)

座長:土屋智史(土木), 甲斐芳郎(建築)

[2144] 画像相関法によるひずみ計測に基づくRC部材ひび割れ進展過程における載荷速度の影響

根本結衣1, 高橋典之1 (1.東北大学)

キーワード:crack propagation, damage measurement, digital image correlation, ひび割れ進展, 損傷量計測, 画像相関法

中層RC造建築物の部分架構を模した実大試験体の静的載荷および動的載荷実験を実施した。梁降伏先行型の架構において,梁端部の部材表面ひずみ分布を,デジタル画像相関法を用いて計測した。画像計測システムには,コンクリート剥落時の粉じん発生に対しても機能する4Kアクションカムを用いた。本実験で用いたアクションカムは4Kの解像度で30fpsの撮影が可能な汎用品であるが,動的載荷時におけるひずみ計測にともなう損傷進展評価も可能であることが分かった。また,実験で得られたひずみ分布とひび割れ幅の関係から,静的載荷時と動的載荷時の部材の損傷過程の違いについて考察をした。