コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » フレッシュコンクリート

フレッシュコンクリートⅡ

2019年7月12日(金) 13:00 〜 15:15 第4会場 (108会議室)

座長:浦野真次(土木), 崎原康平(建築)

[1179] ブリーディング性状の異なる試験体における表面からの距離と硬化コンクリートの品質の関係に関する実験的研究

樫村啓1, 大塚秀三2, 中田善久3, 奥山夏樹2 (1.コンステック, 2.ものつくり大学, 3.日本大学)

キーワード:air permeability coefficient、bleeding、carbonation depth、compressive strength、quality of hardened concrete、scratch width、ブリーディング、中性化深さ、圧縮強度、引っかき傷幅、硬化コンクリートの品質、透気係数

本研究は,水セメント比および単位粗骨材かさ容積を一定とし,単位水量を変化させたブリーディング性状の異なるコンクリート試験体を対象として,せき板の接触面およびコンクリートの打込み面からの距離と硬化コンクリートの品質変化の関係を明らかとすることを目的とした。その結果,ブリーディングは,せき板の接触面に近いほど大きくなる傾向を示した。また,コンクリート表面からの距離に応じたブリーディング性状によって圧縮強度,引っかき傷幅,中性化深さおよび透気係数が変化し,せき板の接触面よりもコンクリートの打込み面からの距離の方が顕著であることを明らかとした。