コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » ジオポリマー/新材料・新工法(材料)

ジオポリマーⅠ

2019年7月12日(金) 09:30 〜 11:45 第5会場 (107会議室)

座長:合田寛基(土木), 新大軌(建築)

[1321] フライアッシュと高炉スラグ微粉末を活性フィラーとしたジオポリマーコンクリートの力学性能の影響要因に関する研究

李柱国1, 高垣内仁志2, 岡田朋久3, 橋爪進3 (1.山口大学, 2.三重県建設資材試験センター, 3.東邦化学工業)

キーワード:Blast furnace slag、fly ash、geopolymer concrete、mechanical performance、quality of fly ash、shrinkage reducing agent、ジオポリマーコンクリート、フライアッシュ、力学性能、収縮低減剤、石炭灰品質、高炉スラグ微粉末

本研究では,フライアッシュ(FA)と高炉スラグ微粉末(BFS)を併用したジオポリマーコンクリート(FA-BFS 系GP-C)の力学性能に及ぼす各種要因の影響を考察した。得られた主な結果を以下に示す。1) FAの比表面積とCaO 含有量は強熱減量よりGP-C の力学性能に大きな影響を与え,フライアッシュ原粉を使ってもGP-C の力学性能は劣らない。2) 常温養生の場合にGP-C の28 日材齢以降の力学性能は収縮低減剤(SRA)の添加によって向上する。静弾性係数(E)の増加は圧縮強度(Fc)より大きい。3) 常温養生より高温養生によるFc とE の増加率がSRA の添加によって減少する。減少程度はFc よりE のほうが小さい。