コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料/自然治癒・自己治癒

混和材料3/自然治癒・自己治癒

2023年7月7日(金) 13:00 〜 15:00 第2会場 (502)

座長:佐川孝広 (土木),小島正朗 (建築)

[1022] フライアッシュと早強ポルトランドセメントを用いた高強度コンクリートの強度および収縮特性

齋藤隆明1, 菅田紀之1, 田中章梧1 (1.室蘭工業大学)

キーワード:強度、high-early-strength portland cement、strength、高強度コンクリート、フライアッシュ、早強ポルトランドセメント、自己収縮、乾燥収縮、high-strength concrete、fly ash、autogenous shrinkage、Drying shrinkage

早強ポルトランドセメントを用いた高強度コンクリートの強度および収縮特性に及ぼすフライアッシュの影響を明らかにするために,圧縮強度試験,収縮試験,水和反応に関する試験を実施した。また,普通ポルトランドセメントのみを用いたものとの比較も行った。水結合材比は30%,フライアッシュの置換率は0%から30%まで変化させた。その結果,フライアッシュの増加により圧縮強度および自己収縮は減少,乾燥収縮は増加したが,早強ポルトランドセメントを用いることで,フライアッシュ置換率10%の強度は普通ポルトランドセメントのみを用いたものより大きくなり,自己収縮は増加,乾燥収縮は低減することがわかった。