コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 物性一般

物性一般2

2023年7月5日(水) 15:15 〜 17:15 第2会場 (502)

座長:佐伯竜彦 (土木),谷口円 (建築)

[1052] フレッシュコンクリートの空気量が硬化体の空隙および物質移動抵抗性に及ぼす影響に関する実験的検討

田澤佑介1, 鈴木将充2, 加藤絵万3, 加藤佳孝1 (1.東京理科大学 2.東急建設 3.港湾空港技術研究所)

キーワード:空気量、空隙率、気泡間隔係数、水分浸透速度係数、表層透気係数、Air content、Void percentage、Spacing factor、Water penetration rate coefficient、Surface air permeability

コンクリートの製造から構造物の完成までの空隙の特徴と硬化特性の関係性については,検討が不十分である。そのため,フレッシュコンクリートの空気量と硬化体の空隙および物質移動抵抗性との関係を実験的に整理することを目的に,AE剤の添加量を調整してフレッシュ時の空気量を変化させ,硬化体の空隙率および物質移動抵抗性を調べた。フレッシュ時の空気量によらず硬化体の空隙率および気泡量は変化しないが,気泡間隔係数が変化するとともに,気泡間隔係数と,乾燥のしやすさ,水分浸透速度および表層透気係数には一定の関係が確認できた。