コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

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施工1

2023年7月6日(木) 10:45 〜 12:30 第4会場 (411)

座長:南浩輔 (土木),神代泰道 (建築)

[1055] 自己充塡コンクリートの圧入によるトンネル覆工構築

弘光太郎1, 藤原正佑1, 小山広光1, 小野知義1 (1.佐藤工業)

キーワード:tunnel、tunnel lining、self-compacting concrete、labor saving、filling、press fit、トンネル、覆工、自己充塡コンクリート、省力化、充塡、圧入

覆工の自動化技術の開発を目的に,自己充塡コンクリートを用いた実物大施工実験を行った。スライドセントル下端の圧入口から自己充塡コンクリートを圧入し,配管の切替え作業および締固め作業を行わずに覆工を構築した。1回目と2回目の実験で圧入口の数と配置を変え,圧力,充塡順序,コンクリートの充塡位置の判定を行った。本手法によりコンクリート打設の省力化を図ることが可能であり,覆工コンクリートに充塡不良は確認されず,スプリングライン下方の表面気泡は認められなかった。また,圧入口の増設および位置の変更により,既設覆工側(ラップ側)の未充塡箇所の発生を抑制できることが確認された。