コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » ポリマーコンクリート/補修・補強(材料)

ポリマーコンクリート/補修・補強(材料)1

2023年7月5日(水) 10:00 〜 12:00 第5会場 (412)

座長:掛川勝 (土木),森島慎太郎 (建築)

[1256] 断面補修材に含有されるポリマー量が鉄筋腐食に及ぼす影響

正田詩織1, 審良善和1, 山口明伸1, 小池賢太郎1 (1.鹿児島大学)

キーワード:塩害、補修、断面修復工法、ポリマーセメントモルタル、鉄筋腐食、chloride attack、repair、cross-sectional repair method、polymer-cement mortar、corrosion

劣化したRC構造物の延命化を図るために,補修工法として断面修復工法が広く用いられている。しかし,経済的制約等の理由から部分断面修復を施した場合,補修後の再劣化が問題となる。本研究では,断面修復材に含有されるポリマーに着目し,ポリマー量が補修後の鉄筋腐食に及ぼす影響を定量評価することを目的に,ポリマー量の異なるはり供試体を作製し暴露試験を実施した。その結果,ポリマー含有の有無に関わらず境界部のマクロセル腐食が確認されたが,ポリマーセメント比(P/C)が5%程度の断面修復材が腐食を抑制していることが明らかとなった。