コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 既存・劣化構造物の評価/新材料・新工法(構造)

既存・劣化構造物の評価/新材料・新工法(構造)

2023年7月5日(水) 10:00 〜 12:00 第7会場 (414)

座長:上田尚史 (土木),都祭弘幸 (建築)

[2180] 孔あきI形鋼を用いた複合構造の曲げ耐荷性能に関する実験的研究

和栗辰樹1, 藤倉修一1, 宇野州彦2, 篠田佳男3 (1.宇都宮大学 2.五洋建設 3.日本コンクリート技術)

キーワード:複合構造、孔あき鋼板ジベル、静的載荷実験、付着性能、ポアソン効果、I形鋼、composite structure、perfobond shear connector、static loading test、bond、poisson effect、I-beam

本研究は,従来のRC構造に代わる新たな複合構造として,鉄筋の代わりにI形鋼を用い,ずれ止めとしてウェブに孔をあけた複合構造を提案する。この梁試験体に対して静的4点曲げ試験を実施し,ずれ止めに頭付きスタッドを用いた試験体と比較することで,提案構造の曲げ耐荷性能および付着性能について検証した。その結果,本提案構造は頭付きスタッドを配置した構造と同等の曲げ耐荷性能を示し,終局状態に至るまで,孔あき鋼板ジベルによるI形鋼とコンクリートの一体性を確認した。