コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料/物性一般

混和材料4/物性一般1

2024年6月27日(木) 09:00 〜 10:30 第4会場 (第3・4会議室)

座長:渡邉悟士(土木),閑田徹志(建築)

[1036] プレキャストコンクリートの初期強度発現性に及ぼすカルシウムサルホアルミネート系早強材の影響

田中舘悠登1, 樋口隆行1, 荒木昭俊1 (1.デンカ)

キーワード:早強材、高炉スラグ微粉末、プレキャストコンクリート、等価材齢

プレキャストコンクリートの強度発現性におけるカルシウムサルホアルミネート系早強材(EA)が及ぼす影響を検討した。EAの添加により,普通ポルトランドセメントおよび高炉セメントB種において,凝結促進効果および脱型強度の増加を確認した。EA添加配合の材齢28日強度は,水中養生および封緘養生ともに,無添加配合と同等以上となった。養生温度5~60 ℃における圧縮強度(実測値)と,常用対数を用いた近似式で求めた推定値は強い正の相関を示し,EAを添加することにより等価材齢初期の段階からコンクリートの圧縮強度の向上を明らかにし,更に養生時間の短縮が可能な事が示唆された。