コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 収縮・クリープ

収縮・クリープ

2024年6月28日(金) 13:15 〜 15:00 第3会場 (第1・2会議室)

座長:山口晋(土木),小松怜史(建築)

[1049] コンクリートの湿気拡散係数に関する検討

後藤壮1, 三谷裕二1, 多田真人1, 丸山一平2 (1.太平洋セメント 2.東京大学)

キーワード:相対湿度、拡散係数、ボルツマン変換、湿気移動、relative humidity、diffusion coefficient、boltzmann transformation

本検討では,直径100mm,厚さ10mmのコンクリート円盤を配列してコンクリート部材を模擬した小型供試体を用いてコンクリート内部の相対湿度を測定し,そのデータにBoltzmann-Matano法を適用することで湿気拡散係数を算出する手法を提示した。また,算出した湿気拡散係数を用いた湿気解析でコンクリート壁部材を模擬した試験体内部の相対湿度を推定し,実験値と比較・評価した。その結果,本手法より定めた湿気拡散係数を用いた湿気解析により,乾燥面からの距離によらず,コンクリート部材内部の相対湿度変化を概ね良く推定できることを明らかにした。