コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(損傷・欠陥)

非破壊検査・診断(損傷・欠陥)2

2024年6月27日(木) 10:50 〜 12:15 第6会場 (多目的ルームB)

座長:伊達重之(土木),郭度連(建築)

[1309] Sonic-IR法の適用によるコンクリートの凍害劣化評価

熊谷駿佑1, 橋本勝文1, 杉山隆文1, 髙橋尚1 (1.北海道大学)

キーワード:非破壊検査、凍結融解、Sonic-IR法、サーモグラフィ、超音波

インフラ構造物の老朽化や建設業での人材不足が問題となっている昨今の社会において,効率性と精度を兼ね備えたコンクリートの非破壊検査手法が求められている。Sonic-IR法は,超音波加振時の発熱挙動から金属材料等のき裂や欠陥を検出する手法の一つである。本研究では,寒冷地における凍結融解作用の繰返しによるコンクリートの凍害劣化を評価するためにSonic-IR法を適用した。その結果,凍結融解繰返しによる凍害劣化の進行に伴う超音波パルス伝搬速度および質量減少率の変化と超音波加振時の発熱挙動の関係から,Sonic-IR法のコンクリートの凍害劣化評価手法としての適用可能性を示すことができた。