コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 非破壊検査・診断(損傷・欠陥)

非破壊検査・診断(損傷・欠陥)3

2024年6月28日(金) 10:50 〜 12:15 第6会場 (多目的ルームB)

座長:加藤佳孝(土木),濱崎仁(建築)

[1310] 超音波パルスエコー法を用いたグラウト充填度調査の検討

小椋紀彦1, サグラジャンアルトゥル2, 塩谷智基1, 福田泰樹3 (1.京都大学 2.CORE技術研究所 3.西日本高速道路 )

キーワード:グラウト充填調査、超音波パルスエコー法、超音波トモグラフィ、非破壊評価、PC橋

PCグラウトの充填状態を評価する手法として,X線透過法やインパクトエコー法などの非破壊的な調査手法が用いられている。しかしながら,調査手法や解析に高い専門性が必要であり,今後見込まれる多数のPC橋の維持管理には人材不足の点から問題がある。そのため,より容易で効率的な調査手法が求められている。本研究では,現地で瞬時にトモグラフィ解析が実施できるドライコンタクトセンサアレイを搭載した超音波パルスエコー装置でのグラウト充填度調査の適用方法を検討した。実験結果から,シース位置/版厚での反射強度を比率で評価する手法を用いれば,精度良くグラウト充填度評価ができることが分かった。