コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 骨材/アルカリシリカ反応・DEF

骨材/アルカリシリカ反応・DEF1

2025年7月16日(水) 13:20 〜 15:20 第2会場 (アイーナ8階 804B)

座長:谷口円(建築),佐藤賢之介(土木)

[1062] 水砕フェロニッケルスラグ細骨材の高強度コンクリートへの利用に関する研究

小宮克仁1, 峯竜一郎1, 松田拓1 (1.三井住友建設)

キーワード:アルカリシリカ反応、電気炉水砕スラグ、高炉スラグ微粉末、XRD、EPMA

フェロニッケルスラグ細骨材(以下FNS)は,天然細骨材に比べコンクリートのブリーディング量が多くなる。またFNSのうち電気炉水砕FNSはアルカリシリカ反応(以下ASR)性が指摘されている。本研究は,電気炉水砕FNSの高強度コンクリートへの利用を検討すべく,低水結合材比の条件でのフレッシュ性状と圧縮強度およびASRを検討した。その結果,以下の結果を得た。1)化学混和剤に高性能AE減水剤よりもAE減水剤を用いた方がフレッシュ性状の管理が容易であった。2)結合材を普通ポルトランドセメント(以下NC)のみとした調合ではASRによる膨張が生じ,NCの一部を高炉スラグ微粉末で置換するとこれが抑制された。