[1145] Fundamental Experiment on Evaluation of Sound Absorption Coefficient of Porous Concrete
Keywords:ポーラスコンクリート、吸音性能、残響室法吸音率、斜め入射吸音率
本研究では,斜め入射法を用いてポーラスコンクリートの吸音率に与える空隙率,骨材粒径およ び種類,試験体厚さの影響について実験的検討を行った。また,測定方法による影響を検討するため,ラ ンダム入射(残響室法)による吸音率との比較も行った。その結果,斜め入射法によるポーラスコンクリ ートの吸音率は,周波数によっていくつかのピークが確認でき,高周波数帯(本実験では 2000Hz 以上) では一定の結果となる傾向が見られた。また,高周波数帯において,空隙率が大きいほど吸音率は高くなる傾向が見られたが,骨材粒径・種類による影響がほとんど見られなかった。