[1168] The Effect of Crack Repair Using Silane-Based Surface Impregnants on the Penetration of Moisture and Chloride Ions
Keywords:補修、塩害、シラン系表面含浸材、ひび割れ、吸水浸透、塩化物イオン浸透
本研究では,シラン系表面含浸材を用いた補修における養生期間,塗布条件,ひび割れ幅及び塗布方向がコンクリートの吸水および塩化物イオン浸透の抑制におよぼす影響について塩水吸水実験により検討した。その結果,ひび割れのない試験体では塗布前の養生期間および乾燥期間にかかわらず吸水および塩化物イオンの浸透が抑制されること、ひび割れ幅0.1mm前後では塗布方向にかかわらず吸水および塩化物イオンの浸透を抑制できることが確認された。ひび割れが0.5mm前後ではシラン系表面含浸材の吸水および塩化物イオン浸透抑制効果が十分に発揮されない可能性が示唆された。