コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 収縮・クリープ

収縮・クリープ1

2025年7月17日(木) 09:00 〜 10:30 第6会場 (アイーナ8階 802)

座長:田嶋和樹(建築),皆川浩(土木)

[1289] 屋外保管した高炉スラグ細骨材を用いたコンクリート実大壁の収縮ひび割れ抵抗性の検討

輿石悠介1, 田中章夫1, 清原千鶴2 (1.日本工業大学 2.東京理科大学)

キーワード:高炉スラグ細骨材、潜在水硬性、実大壁、圧縮クリープ、収縮ひび割れ、応力解析

実現場を模擬して屋外保管した高炉スラグ細骨材の使用が壁部材の収縮挙動や応力性状に及ぼす影響について実験的に検討を行った。屋外保管した高炉スラグ細骨材を用いて柱・梁部材で拘束されたコンクリート部材(実大壁)を作製し,そのひずみ挙動を測定した。その結果,屋外保管した高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートでも天然骨材を用いたものより,収縮ひび割れ抵抗性が高くなる可能性があることを示した。また,得られた実験結果を基に,有効ヤング係数法を用いて収縮応力の計算を行い,高炉スラグ細骨材の保管条件がコンクリートのひび割れ抵抗性に与える影響を確認した。