コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 収縮・クリープ/物性一般

収縮・クリープ2/物性一般1

2025年7月17日(木) 10:50 〜 12:20 第6会場 (アイーナ8階 802)

座長:清原千鶴(建築),兵頭彦次(土木)

[1295] 一定持続引張荷重下のRCの時間依存変形に及ぼす水セメント比の影響に関する実験的検討

泉創太1, 井向日向1, 犬飼利嗣1 (1.岐阜工業高等専門学校)

キーワード:一軸引張試験、クリープ、ひび割れ幅、付着、水セメント比、bond、creep

本論では,鉄筋コンクリート(RC)中のコンクリートの時間依存変形に及ぼす水セメント比の影響を明らかにすることを目的とし,水セメント比が30%,45%,60%のRC一軸引張供試体を用いた持続載荷試験を実施した。その結果,水セメント比が高いほど,時間依存ひずみの構成要素の一つである付着クリープが大きくなることが明らかとなった。この傾向は付着クリープの発生機構に内部ひび割れの発生・進展などの破壊現象が関わっている可能性を支持する結果である。