コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 物性一般

物性一般2

2025年7月17日(木) 13:40 〜 15:10 第6会場 (アイーナ8階 802)

座長:中田清史(建築),中山一秀(土木)

[1304] プライマーの性質と塗布量がウレタンゴム系塗膜防水層のコンクリートへの付着性能に及ぼす影響

塚越雅幸1, 石山航輔1, 山川和輝2, 古澤洋祐3 (1.福岡大学 2.フジタ建設コンサルタント 3.AGCポリマー建材)

キーワード:W/C、プライマー、浸透深さ、防水層、付着強度

コンクリートの表層品質と,プライマーの性質と塗布量が塗膜防水層の接着性に及ぼす影響について実験的に検討を行った。コンクリートはW/C=45,65%の2水準を,プライマーは溶媒に対する固形分の量を35,25,15%の3水準用意した。建研式の付着力試験を行った結果,全体的にプライマーを塗布することで付着強度は無塗布と比べて増加した。特に,W/C=45%の場合,プライマーの固形分を少なくし低粘度にすることで,含浸しやすくなり付着強度の増加割合が高くなった。ただしW/C=65%の場合,コンクリートの空隙量が多く,標準的な塗布量以下の場合ではプライマー成分が不足し,付着強度の増加割合は小さくなった。