コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 補修・補強(構造)

補修・補強(構造)1

2025年7月17日(木) 10:50 〜 12:20 第7会場 (アイーナ8階 803)

座長:大西直毅(建築),坂口淳一(土木)

[2004] 繰り返し大規模地震動を受け複数回補修するRC梁の補修効果

鈴木隆成1, 菅原颯太1, 中村彌月1, 高瀬裕也1 (1.室蘭工業大学)

キーワード:RC梁、損傷、ひび割れ補修、補修回数

日本では,同一地方で繰り返し大規模地震動が発生するケースがあり,複数回の損傷と補修を経験するコンクリート構造物も懸念されるが,2 回以上補修を繰り返した部材に関する研究は少ない。そこで本研究では,鉄筋コンクリート片持ち梁試験体を対象に,せん断加力を 3 回繰り返す実験を行い,補修回数とあばら筋間隔が与える影響を検証した。その結果,補修回数が多い試験体ほど 3 回目載荷時の最大荷重が増加しエネルギー吸収の低下量が軽減されること,あばら筋間隔が広い方が,補修効果が大きいことがわかった。