付着・定着・継手・接合３/スラブ

[2020] 鉄筋降伏後の局所付着応力－すべり量関係の検討

栗原朋久¹, 三谷龍世¹, 西澤和輝¹, 金久保利之¹ (1.筑波大学)

キーワード：鉄筋降伏、局所付着、付着応力－すべり量関係、付着長、付着解析

鉄筋コンクリート部材における鉄筋降伏前後の局所付着性状の変化に着目し，付着長が長く鉄筋が降伏する試験体の鉄筋の単調片引き試験を実施した。実験因子は付着長とした。鉄筋にひずみゲージを鉄筋径の2倍の間隔で貼付し，計測した鉄筋のひずみからすべり量，鉄筋引張応力，付着応力を算出した。得られた局所付着応力－すべり量関係から鉄筋が降伏する場合の付着応力－すべり量関係のモデルを提案した。提案したモデルを用いて付着解析を行った結果，実験で得たひずみ分布は付着解析の計算結果とよい適合性が見られた。