コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

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新材料・新工法(構造) /リニューアル・コンバージョン

2025年7月16日(水) 10:00 〜 12:00 第9会場 (アイーナ5階 501A)

座長:石川裕次(建築),村田裕志(土木)

[2084] AFRPロッドを用いたRC梁における補強材断面積比がその挙動に与える影響

瀬下椋太1, 大西弘志1, 小林宣博2, 小野寺拓己1 (1.岩手大学 2.竹入製作所)

キーワード:AFRP、曲げ剛性、断面積比

鉄筋コンクリート構造物において,鉄筋の腐食を起点とするひび割れや剥離等の問題を解決するため,著者らは鉄筋の代わりに塩化物等の作用で腐食を生じないAFRPロッドを使用することを考えた。既往の研究ではRC梁の鉄筋を同等の径のAFRPロッドに変更した場合,梁全体の剛性が1/5~1/6程度となり載荷に伴い過大な変形になることが確認された。本研究ではAFRPロッドを補強材として使用したコンクリート梁でAFRPロッドの断面積比を変化させた試験体に対して4点曲げ載荷試験を実施し,梁の挙動に与える影響を調査した。その結果,断面積比を変化させることで,梁の剛性を調整できる可能性を確認することができた。