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[2085] 機械式定着工法を用いた鉄筋コンクリート梁部材における太径せん断補強筋効果に関する研究

藤倉修一¹, 石崎龍斗¹, 松本康彦², 山本俊輔³ (1.宇都宮大学 2.中山鋼業 3.ディビーエス)

キーワード：せん断、せん断補強筋、機械式定着工法、静的載荷試験

鉄筋コンクリート（RC）梁の曲げ試験では，一断面にせん断補強筋を2本以上配置し，RC梁の耐荷性能を評価している。特に，せん断補強筋効果の検証には，せん断破壊型の梁に対して試験をするが，太径のせん断補強筋を用いた場合は，供試体が大きくなり曲げ載荷試験の実施が困難である。本研究では，機械式定着工法を用いた太径のせん断補強筋効果を検証するために，一断面にせん断補強筋を1本配置したRC梁に対する静的4点載荷試験を実施した。その結果，せん断補強筋を1本配置したRC梁でも，せん断補強効果を十分評価でき，提案する機械式定着工法の有効性を確認した。