疲労・衝撃２

[2126] 少量のナイロン繊維をあと添加したコンクリートの接触爆発に対する耐爆性能

米田ひかり¹, 山口信¹, 北村塔子¹, 長友法樹² (1.熊本大学 2.エイオービー アンド ダヴィンチ インターナショナル)

キーワード：ナイロン繊維、あと添加、耐爆性能、接触爆発、局部破壊

耐爆構造部材の簡便な構築に資するため，普通コンクリートに少量のナイロン繊維をあと添加して製造したナイロン繊維混入コンクリートの接触爆発に対する耐爆性能について実験的検討を行った。その結果，(1) ナイロン繊維を体積率で0.30%混入することにより，スポール（裏面剥離）を抑止する上で必要な版厚を約29%低減できること，(2) 換算コンクリート厚さがスポール限界を下回り，スポールが生じた場合であっても，ナイロン繊維混入がスポール破壊片飛翔速度の低減を図る上で有効であること等が明らかとなった。