2:25 PM - 2:30 PM
[1B18P] 当院の骨盤底筋体操教室の取り組み
Keywords:集団体操、エコー体験、アンケート
【目的】 当院では、骨盤底筋体操教室(以下、体操教室)を2018年10月より開始した。コロナ感染対策のため休止するまでの約3年間の他職種と連携した取り組みと実績を紹介する。 【方法】 対象は、2018年10月から2021年12月(39回実施)までの体操教室に参加した86人(延べ166人)とした。 体操教室の内容は、①問診票の記入(病態、症状、既往歴、出産歴など)、②看護師・理学療法士による骨盤底筋に関する講義、③理学療法士の解説による集団体操、④臨床検査技師のエコーによる骨盤底筋の収縮をモニタリングし筋の収縮の評価を理学療法士が参加者へフィードバック、⑤質問や参加者の交流及び、アンケート調査(参加経緯、体操教室についてと各②~④の満足度、感想)である。 【結果】 参加者の内訳は、骨盤臓器脱33人、骨盤臓器脱の術後31人、不明が22人。症状は、腹圧性尿失禁41人、混合性尿失禁18人、過活動膀胱9人、失禁無し12人、その他6人であった。 参加した経緯は、紹介:当院主治医54人、他院7人、知人3人、自主的な参加:ポスター15人、当院ホームページ3人、不明4人であった。 体操教室や各②~④の満足度は、講義、体操、エコーともに80%以上が「ちょうど良い~満足している」であった。特にエコーに対しては「筋肉が動いているの事が自分の感覚と合っているかが分かりやすかった。」と感想があった。 【結語】 当院の体操教室は比較的高い満足度が得られた。エコーで筋収縮を確認し、体操の方法をその場でフィードバック出来る事で、満足度を高く得たのではないかと考える。また、他職種の対応で適切なアドバイスが出来たのではないかと考える。