第55回(2024年度)日本看護学会学術集会

講演情報

都道府県看護協会公募企画

都道府県看護協会公募企画⑤:奈良県 看護補助者の雇用を考える
~関連機関との連携による効果的な看護補助者の雇用~

2024年9月28日(土) 10:30 〜 11:30 第4会場 (大会議室A2)

座長:西岡 令子

講師:小田 由美子・北村 充康・下 澄子

[LK5-1] ハローワークとの連携強化のために
~関係構築を深めるための 凡事徹底~

小田 由美子 (奈良県ナースセンター部長)

「ナースセンター・ハローワーク連携事業」が実施されたが、実績も上がらず、事業趣旨に基づいた関係構築には至らなかった。2021年 新型コロナ感染症の影響もあり、看護職の人材不足が一層深刻化し、「人材確保対策推進協議会」の場で、このままでは県民の健康を守る事が難しい現状を伝えた。それにより労働局担当者から、就職相談会やしごと体験会などイベント参加への提案を頂いた。このきっかけを逃さず、良好な関係を築くために、労働法や法律に関する質問、求人票の取扱いなどを相談し、常時連絡を取った。双方の管理者同士の交流だけでなく、ナースセンター相談担当者も積極的にハローワークの窓口担当者に声をかけるようにした。今回、看護補助者に関する事業ではあったが、理解を示し企画の提案をしていただき、良い結果を導く事が出来た。医療機関は、ナースセンター事業を理解し、協力的な看護管理者に相談し依頼をすることが多い。良好な関係を構築するには、双方の課題を理解したうえで、伝えたいことを熱意をもってしっかりと言葉で伝える「凡事徹底」が必要である。