セミナー1 看護職員の賃金について考えてみよう
～私たちの賃金はどのように決まっているのか～

[SM1-1] 看護職員の賃金について考えてみよう

～私たちの賃金はどのように決まっているのか～

福井 トシ子 (日本看護協会会長)

【抄録】
　2021年秋に発足した岸田政権のもとで、看護職員の処遇改善に向けて国が動き始めた。これは看護職員の処遇改善に向けたチャンス。「看護師の賃金は高い」と言われるが果たしてそうなのか。厳しい職務内容に収入が全く見合っていない、キャリアを積み重ねても収入が増えていかない等、看護職員の評価・処遇に対する不満は大きい。ではなぜ、このような状況になっているのか。
本セミナーでは、公的価格評価検討委員会へ本会が提出した提案書を元に看護職員の賃金等について解説し、参加者の皆様と「今」と「これから」の看護職の賃金について、自由に意見交換を行いたい。このセミナーを通じて、看護職員一人ひとりが、看護職にふさわしい処遇について考える機会としたい。